AGAが原因の薄毛は他の薄毛治療と比べて特殊です。というのはAGAの原因がDHTというホルモンの過剰発生とわかっているからです。このホルモンが悪さを働いてヘアサイクルを乱し、本来は5年ほどある成長期が徐々に短くなり薄毛が進行していくのです。つまりAGAの薄毛治療にはこのDHTを抑えるための成分が投与するとともに、発毛を促す必要があるのです。
血行を促進することである程度の発毛は促進できますが、ホルモンの調整は難しいのでクリニックなどで薬を投与することになります。ただ問題が、これらのホルモンを調整する薬の効果に持続性がないことです。つまり一旦投与を始めたらその後もずっと継続しないといけないのです。健康保険が使えませんので薬代だけでも月に1万円ほどの出費になりますし、継続摂取となると肝臓や腎臓が弱い方には少々不安が残ります。
クリニックでの処方であれば定期的に血液検査などで異常がないかチェックするので問題ないですが、個人輸入で使用する場合は特に注意が必要です。可能であれば年に1回は血液検査をして異常がないことを確認すべきです。AGAが原因の薄毛治療はある程度確立したので、クリニックにかかってしかるべき治療を受けることで少なくとも症状の進行を止めることは可能になっています。ただ、病気の治療でないので健康保険が使えないことから、全ての人が平等に治療を受けられないという問題点は依然として残されたままです。