男性に多く見られる薄毛の症状がAGAです。抜け毛ホルモンとも言われるDHTの過剰発生によりヘアサイクルが乱れることで抜け毛が進むのがこのAGAの特徴なのです。もちろん不規則な生活や間違ったシャンプーなども抜け毛を助長させる要因となりますが、そもそもの原因のホルモンをどうにかすることで本格的な治療が可能となるのです。AGAの治療にはDHTを抑制する内服薬と血行を促進して発毛を促す薬の2つを併用することが多いようです。
どちらも元々は育毛のために開発されたものではなく前者は前立腺肥大の、後者は高血圧症患者の治療目的で開発された薬だったので、それぞれの副作用の心配がありますが、医師の診断に従って使用することで重篤な副作用の心配はありません。このように健康上の問題はほぼないのですが、ある大きな壁が立ちはだかるのです。それが高額な治療費です。薬代だけでも月1万円ほどかかりますし、しかもこの種の治療は一旦開始したらずっと続けないといけないのです。
つまり治療を始めて1年で効果があったからとやめてしまうとまた元の木阿弥になってしまうからです。効果が現れてそれを持続させたいならずっと年間12万円近い出費を続けないといけないわけです。つまり生活に余裕があるならいいですが、そうでないなら継続が難しいというのが最大の問題点なのです。個人輸入でジェネリックを買って安くあげる方法もありますが、ジェネリックなので成分が全く同じではないこと、それに何か副作用などが起こっても全くの自己責任であるなどの問題もあります。
やはり医者にかかるのがベストとなると、それなりの出費が必要となるのです。